「剣士の好きな梅干し、すり入れたからね」 「マジか。よく分かってんじゃん、奥様」 奥様.... そういう時に限って痛い所つかないでよ。 ここは笑うところなのに。 全く笑えない。 「あは..、はっ」 なんなの、この愛想笑いは。 ただの冗談だと思って笑っておけばいいのに。 「あっ、買い物行ってくる...」 「たまには俺も行こーかな。」 ....っ 今は貴方と一緒にいたくないです。 心がどんどん傷んでしまうから。