お粥を作り、寝室へと運ぶ。 薬を飲んでもらわないと... 「剣士ー、お粥...っ」 テーブルに置いた瞬間、あたしの身体がよろめいた。 なぜなら...今、剣士の腕の中にいる。 剣士に引き寄せられたんだ。 「けん、し?」 「みさき.....」 「へっ..?...」 剣士の口から出た言葉。 『ミサキ』 きっと名前。 だれ?誰なの......