『マジ!?おいでっ!』 「うん、ありがと。美由さんにも伝えてね」 『りょーかいっ!今すぐかもーん』 「はいはい...」 ちょっと呆れるくらい、能天気だけど 泊まらせて、なんて何かあったんだろうと分かってくれてるはず。 お兄ちゃんは、行きやすくしてくれてるんだと思う。 ここからタクシーで15分。 あたしはタクシーへ乗る。 ..... 「ありがとうございましたー。」 そう言われ、ハッとする。 着いたんだ..... 目の前にある、大きなマンション。 エレベータに乗り、17階を目指す。