はっ.... 誰か来た...? 「どーした?誰かいるのか?」 「何でも...ない、です」 岸谷先生だ。 長身でスラっとしてて美男で人気の先生。 「美紅、だよな?」 そう。 彼は生徒を下の名前で呼ぶ。 それも人気の一つだ。 「はい。ホントに何でもないので...」 「大丈夫なわけねーよ。出てこい」 いつもより強気で恐くて、鍵を開ける。