幼なじみは人気歌手

「ねぇもしかして君の友達ってあの子?」



「え?あ、はい。良く分かりましたね」



「ライブの時一人だけじっとしてたからww」



tatsuya君はそう言いながらあたしをじっと見る。



そんなに見ないでほしいな…



「あたしが無理矢理連れてきちゃったんです。



あ、サインください!」



「ああいいよ。はい」



「ありがとうございます」



沙祐里はそう言って顔を赤くしながらあたしのとこに走った。



一方tatsuya君は客の対応をしながらあたしを見た。



だから見ないでってばぁ~ww



「ねぇ夏木あんたも行って来ればよかったのにもったいない!」



「だからいいってばwwねぇお腹すかない?」



「いいねーご飯買って公園で食べようよ♪」



あたしたちはご飯を買いに会場を出たのだった。