「んっんん…」

私の反応をうかがうようにじろじろ見てくる空斗。

「っ///!?」

恥ずかしいよ~っ

変な声だしちゃったしっっ
「冗談。この続きは未来の準備ができるまで、待つから」

ふわっと微笑む空斗。

…そんな笑顔、反則だって。

「帰る…か」

そう言って立ち上がる空斗の言葉に。

うん…と頷いてはみるものの。

一向に足が動かない。

だって帰ったら、きっとお母さんもお父さんもいる。