頭にはお母さんたちのことが浮かんでるのに。

“いけないこと”ってわかってるのに。

角度を変えて降ってくるキスに、抵抗できない私。

「っん…はぁっ」

私の声が屋上いっぱいに広がる。

「好きっ空斗っ…」