~未来~ 私は鳴っているケータイを開く。
送信名は紀伊。
デート中なのになんだろうと疑問に思いメールを読んだ私はこのあと後悔する事になる。
“手取り足取りしっかり教えてもらいなさいよ”
とここまでで私の頭は噴火寸前なのに問題はここからだった。
それは“かばんの中見てごらん”というメール。
かばんの中と疑問に思う私はとりあえず紀伊のいう通りかばんの中をあさくる。
…しばらくして出てきたのはコンドーム。
「っっ」
紀伊あのバカっ何て言うものを…
あわてふためく私をよそにコンコンと扉をノックする音が聞こえる。
「未来。俺。」
どうやら、さっきの音は空斗がノックしていたらしい。
「開けるよ」
「ぅえちょっちょっと待っ…」
私は勢いでコンドームを枕の下に隠した。
見つかったら私の人生おわるよ!
ガチャっという音と共に制服から着替えたTシャツ姿の空斗が入ってきた。
「ど…どうしたの」
「ん…勉強。」
教えてやる。といって空斗はベッド側にあるイスに座る。
嬉しいけどっっ嬉しいけどっ
そこはやめて~
…でもまぁ枕の下にあるし大丈夫だよね!と油断した私がバカだった。
まさか枕の下にあるコンドームの存在を忘れるなんて…。
「ん…ねみ…」
一通り英語と数字を教えてくれた空斗は眠たそうに目をこする。
すごいよ…私この一時間で天才になった気がする。
宿題のプリント、2点だったのが50点になったもん。
「あ。寝るねていいよ」
そういってベッドの下に移動した空斗に枕を渡す。
ー…うかつだったー…
「あっ」と思った時にはもう遅く、枕の下にあったコンドームはベッドの真下に寝転んでる空斗の柔らかい髪にパサッと落ちた。
「ん…?」
目をつぶっていた空斗は「なんだコレ?」といい、目を開ける。
そしてしばらくして目の前にあるものの正体を理解したらしく私に問いかけてくる。
「お前…これ…」
泣きたいぞ。コレ…。
どこの世界に好きな人(しかも弟)にうかつにもコンドームを頭に落とすバカな姉がいるだろう?
いや…多分私だけだよ…絶対…。
「いやぁ…こ…これは…ですね」
自然と敬語になる。
どう説明したらいいんだ?
頭の中で“どうしよう”という言葉がぐるぐるループする。
「あー…ごめん。なんか…俺部屋戻るな…」
なんだかとんでもない誤解をされてる気がするんだけど…。
「大丈夫。母さんたちにはいわねぇよ」
は?何をいってるんだ。
母さんたちにいうも何も使ってな…
そこで空斗のいっている意味を理解する。
5つの袋に入っているコンドームのひとつが使用済みになっていたのだ。
さっきはあわててて気づかなかったけど。
あの二人が使ったの
てか使用済み渡してくんなっ
っていまはそうじゃなくて…。
どうしよう…これ…言い訳レベルじゃなくなってきたぞ…。
否定しない私を見ていた空斗はパタンと静かに扉を閉める。
どうしよぉ~(泣)
ー…とんだテスト期間中のハプニングだ。
送信名は紀伊。
デート中なのになんだろうと疑問に思いメールを読んだ私はこのあと後悔する事になる。
“手取り足取りしっかり教えてもらいなさいよ”
とここまでで私の頭は噴火寸前なのに問題はここからだった。
それは“かばんの中見てごらん”というメール。
かばんの中と疑問に思う私はとりあえず紀伊のいう通りかばんの中をあさくる。
…しばらくして出てきたのはコンドーム。
「っっ」
紀伊あのバカっ何て言うものを…
あわてふためく私をよそにコンコンと扉をノックする音が聞こえる。
「未来。俺。」
どうやら、さっきの音は空斗がノックしていたらしい。
「開けるよ」
「ぅえちょっちょっと待っ…」
私は勢いでコンドームを枕の下に隠した。
見つかったら私の人生おわるよ!
ガチャっという音と共に制服から着替えたTシャツ姿の空斗が入ってきた。
「ど…どうしたの」
「ん…勉強。」
教えてやる。といって空斗はベッド側にあるイスに座る。
嬉しいけどっっ嬉しいけどっ
そこはやめて~
…でもまぁ枕の下にあるし大丈夫だよね!と油断した私がバカだった。
まさか枕の下にあるコンドームの存在を忘れるなんて…。
「ん…ねみ…」
一通り英語と数字を教えてくれた空斗は眠たそうに目をこする。
すごいよ…私この一時間で天才になった気がする。
宿題のプリント、2点だったのが50点になったもん。
「あ。寝るねていいよ」
そういってベッドの下に移動した空斗に枕を渡す。
ー…うかつだったー…
「あっ」と思った時にはもう遅く、枕の下にあったコンドームはベッドの真下に寝転んでる空斗の柔らかい髪にパサッと落ちた。
「ん…?」
目をつぶっていた空斗は「なんだコレ?」といい、目を開ける。
そしてしばらくして目の前にあるものの正体を理解したらしく私に問いかけてくる。
「お前…これ…」
泣きたいぞ。コレ…。
どこの世界に好きな人(しかも弟)にうかつにもコンドームを頭に落とすバカな姉がいるだろう?
いや…多分私だけだよ…絶対…。
「いやぁ…こ…これは…ですね」
自然と敬語になる。
どう説明したらいいんだ?
頭の中で“どうしよう”という言葉がぐるぐるループする。
「あー…ごめん。なんか…俺部屋戻るな…」
なんだかとんでもない誤解をされてる気がするんだけど…。
「大丈夫。母さんたちにはいわねぇよ」
は?何をいってるんだ。
母さんたちにいうも何も使ってな…
そこで空斗のいっている意味を理解する。
5つの袋に入っているコンドームのひとつが使用済みになっていたのだ。
さっきはあわててて気づかなかったけど。
あの二人が使ったの
てか使用済み渡してくんなっ
っていまはそうじゃなくて…。
どうしよう…これ…言い訳レベルじゃなくなってきたぞ…。
否定しない私を見ていた空斗はパタンと静かに扉を閉める。
どうしよぉ~(泣)
ー…とんだテスト期間中のハプニングだ。

