「未来どうせ空斗君に渡さないと思ってぇ~…
買っといた☆」

「てへっ☆」と笑う紀伊。
「てへっ☆」じゃねぇー!
勝手に決めんなあー

なあー

なぁー

ぁー…

エコーになって響く私の声。←頭の中で。

「渡さないよ」

「ふーんそんなこと言っていいんだぁ?」

な、何よ?

「じゃあいいよー。皆さーん!一年四組の立花未来はぁ、期末テストの数学の点数はなんとじゅうきゅー…」

「わーーー!!!」