好きですきで大好きで。

あのとき、未来はー…

すごく悲しそうに、苦しそうに言ったんだ。

俺が好きって。

本当は、「俺も」って抱きしめたかった。

「好きだ」

そう言ってめちゃくちゃにキスしたかった。

でも…

“カレ”“カノ”じゃなくなった俺たちの関係では出来ない。

(幻聴?)

そんな思いも、脳裏をよぎる。

昨日のことは全部幻聴で本当は、俺が未来を好き過ぎて聞こえた幻聴。

だとしたら、俺は相当ヤバい。

…なんて考えながら、俺は歯を磨くため、洗面所へ向かった。

ぼぉーとしていた俺は、口に歯ブラシが入っていることに気づかずにー…

ごくんっ

「っ…!?」

つい歯みがき粉を飲み込んでしまった。

むせる俺は必死で蛇口をひねり、うがいをした。

「あー…」

朝から最悪だー…