~未来~ 「来週期末あるから勉強しとけよ」
担任の言葉でふと思い出す。
ー…そうだ。来週期末だ。
どうしよう…。
私は急いでノートにメモする。
(はぁ…どうしよう…)
キーンコーンカーンコーン
チャイムの音と共に屋上へと向かう。
…屋上はカップルたちがぞろぞろ。
そこら中から
「…ぁんっ」や「ぃ…いぃよぉ」といった甘い声が聞こえてくる。
ここ…一応ご飯食べるとこなんですけど?とツッコミたいけどツッコめないので空いてるところにおとなしく座る。
「で?期末どーするのよ」
そう口を開いたのは小学校からの大親友の佐藤紀伊(さとうきい)。
かわいい顔して黒いこというからびっくりするけど。
「うっ…」
「あんた中間2位だったじゃない」
「後ろからかぞえて」とすぐにつけたした紀伊に何も言い返せなくておろおろする。
「あっ」
5秒ぐらいの沈黙のあと紀伊はひらめいた!いう顔をする。
「空斗君に教えてもらいなよ~」
そういう紀伊に反射的になにこいつという視線をむけてしまう。
「空斗君、学年8位でしょ教えてもらいなよ~」
ねっ!ねっ!という紀伊の顔は恐ろしくにやついていて。
「じゃないとあのコト言っちゃうから」
なっ何てコト言うんだこの子は
脅しに入った
私たち友達じゃんといった私に紀伊は
「我が子を崖から突き落とす気分なんだからっ絶対今日」
…ひどい…。
私が断れないの知ってるくせにっ
絶対にだめ。知られてはだめ。
私が空斗を“男”としてみてることー…。
担任の言葉でふと思い出す。
ー…そうだ。来週期末だ。
どうしよう…。
私は急いでノートにメモする。
(はぁ…どうしよう…)
キーンコーンカーンコーン
チャイムの音と共に屋上へと向かう。
…屋上はカップルたちがぞろぞろ。
そこら中から
「…ぁんっ」や「ぃ…いぃよぉ」といった甘い声が聞こえてくる。
ここ…一応ご飯食べるとこなんですけど?とツッコミたいけどツッコめないので空いてるところにおとなしく座る。
「で?期末どーするのよ」
そう口を開いたのは小学校からの大親友の佐藤紀伊(さとうきい)。
かわいい顔して黒いこというからびっくりするけど。
「うっ…」
「あんた中間2位だったじゃない」
「後ろからかぞえて」とすぐにつけたした紀伊に何も言い返せなくておろおろする。
「あっ」
5秒ぐらいの沈黙のあと紀伊はひらめいた!いう顔をする。
「空斗君に教えてもらいなよ~」
そういう紀伊に反射的になにこいつという視線をむけてしまう。
「空斗君、学年8位でしょ教えてもらいなよ~」
ねっ!ねっ!という紀伊の顔は恐ろしくにやついていて。
「じゃないとあのコト言っちゃうから」
なっ何てコト言うんだこの子は
脅しに入った
私たち友達じゃんといった私に紀伊は
「我が子を崖から突き落とす気分なんだからっ絶対今日」
…ひどい…。
私が断れないの知ってるくせにっ
絶対にだめ。知られてはだめ。
私が空斗を“男”としてみてることー…。

