~未来~
信じられない。
嘘みたい。
ずっとずっと好きだった人が隣にいる。
“弟”としてじゃなく、“彼氏”として。
…とそんなことを考えていると
「ホテル連れて行きたいな」
という空斗の声が聞こえてきた。
「んなっ」
今日付き合ったばかりですよ
「あはは冗談冗談」
と笑う空斗に私は
「ふんっもう知らないっ」
とそっぽをむく。
…でもそれでも笑ってる空斗は私が本気で怒ってないって気づいてるんだろうな…。
むぅ~…
悔しい…。
ぷぅっとほっぺたをふくらませながら私はいいことを思い付いた。
「私今日、告白されたんだよねぇ~7組の男の子からしかもかっこいい人!」
ふふんとドヤ顔でいう。
もちろん真っ赤な嘘。
「嘘つき」
「へっ」
さすが空斗。
私の嘘を見抜いたのに怒ってない…
むしろ…
ニヤニヤしてる…
嫌な予感がした私はすぐさま部屋へ戻ろうとした。
無駄な抵抗だったけど。
「ふーん未来は嘘ついてまで俺にヤキモチやかせたかったんだね」
ブンブンと顔を横にふる私。
…でもやっぱり図星で。
何も言えなくなった私を見て、空斗はクスクス笑っていた。
信じられない。
嘘みたい。
ずっとずっと好きだった人が隣にいる。
“弟”としてじゃなく、“彼氏”として。
…とそんなことを考えていると
「ホテル連れて行きたいな」
という空斗の声が聞こえてきた。
「んなっ」
今日付き合ったばかりですよ
「あはは冗談冗談」
と笑う空斗に私は
「ふんっもう知らないっ」
とそっぽをむく。
…でもそれでも笑ってる空斗は私が本気で怒ってないって気づいてるんだろうな…。
むぅ~…
悔しい…。
ぷぅっとほっぺたをふくらませながら私はいいことを思い付いた。
「私今日、告白されたんだよねぇ~7組の男の子からしかもかっこいい人!」
ふふんとドヤ顔でいう。
もちろん真っ赤な嘘。
「嘘つき」
「へっ」
さすが空斗。
私の嘘を見抜いたのに怒ってない…
むしろ…
ニヤニヤしてる…
嫌な予感がした私はすぐさま部屋へ戻ろうとした。
無駄な抵抗だったけど。
「ふーん未来は嘘ついてまで俺にヤキモチやかせたかったんだね」
ブンブンと顔を横にふる私。
…でもやっぱり図星で。
何も言えなくなった私を見て、空斗はクスクス笑っていた。

