彼は休み明けいつもと変わらない様子で家に来た…

 私は取り乱す事もなく…

 彼に…

 『赤ちゃん駄目だった…流産しちゃったんだ…』

 と告げた。

 彼は

 『そうか…残念だったね…』

 と言ったけれど…

 私には心のこもらない…

 社交辞令にしかきこえなかった。

 彼は欲しくはなかったんだ…。

 改めて実感してしまった…。

 これが彼と私の関係なんだと…。