部屋まで存は送ってくれて、部屋の前で医者にもらった薬の説明をしようとした。

 『部屋に入って…』

 『えっ…。でも…』

 存の言葉を遮るように私は

 『お願い。一人にしないで…。』

 と懇願した。

 存はふっと笑うと

 『わかった…落ち着くまでいてあげるよ。』

 暗くよどんだ空気の部屋が…

 存が入った事で光が差したように変わった。

 『愛美は寝ておいで!俺が何か買って来るよ!』

 と、私を寝かせると勢いよく飛び出して行った。