ものの、どこ行けばいいの⁉︎
そういやわたし初めてだった



も、戻るのも嫌というか負けた感じするし



お前バカじゃねぇのとか確実に言われちゃうー


頭をワシャワシャして1人で慌ててると



上から声がふってくる



「俺が案内してやろうと思ったのに先にいくからだろ?
やっぱバカじゃん」


ピタッと手を止め顔をあげるとニッと笑った響くんの顔があった


「ば、バカじゃないもん!」



「じゃぁ、アホだな」



「アホでもない!」


「はいはいわるうございました」


ふざけた謝罪で軽くすますとローファーをぬぎ上履きに履き替えた


「来いよ、校舎ひと通り案内するから」