ここなの?!学園なんだ。そうだよね、だってお金持ちだもん。やっぱりみんな可愛かったり、かっこいい子しかいないなー。学校、あっ、学園に馴染めるのかな。

ホームルームが始まった。
先生が私を紹介した。
「藤岡 奈々緒です。宜しくお願いします。」
「やっぱ、蘭より可愛い子は来ないんだ~♥」
「そうですよ。蘭様。」
友達なのに、様付けるんだ。いじめでも、あんのかな。なんかみんな静かだな。「ガンっ」
「儀式をはじめるよぉ♥」
「ジャーーーー」
冷た!うわっよりによって氷水?!
「何やってんだよ!」
「俺の妹なんだけど。」
やっぱりみんな驚くんだ。だよね、だっていきなり妹できたらねぇ。おかしいし。
「とりあえず、終わったから帰るぞ。」
「あっ、うん。」
また来たんだ風吹くん。
「俺の妹なんだよな。」
「うん。」
「俺我慢できないんだよな。お前のこと好きなんだ。」
「でも、私達は兄妹だしさぁ。」
「秘密でもダメか?」
「まぁいいですけど」
「チュ!」
「んんっ!離して!!」
「ごめん」
「おっお風呂入ってくるね!」
ちゃぷ、、、、
「キスしちゃったんだよね。私」
ハズいんだけど。あっ、私、親が二人死んだのに、恋したんだ。酷いよね。やっぱり恋できないや。付き合うのやめなきゃ。