【幼馴染のあいつ】
ーーーーーーー3年前の春
僕、は今年「七丘学園」の1年生となった。
本とバスケが大好きな僕に巨大な図書室と強豪のバスケ部が設立するこの学園が魅力的に映らないはずがない。
しかし、中学のころ特に成績が良いわけでもなかった僕が超進学校のここに通っているということはほとんど奇跡といっても過言ではないだろう。両親でさえ驚いていたんだから。
そんな背景もあり、入学してから1ヶ月半僕は他の生徒よりも学園生活を満喫しているといえるだろう。
「やっぱり、この学園に入学して正解ですね」
そんな独り言をつぶやいていると、幼馴染の神田 怜が話しかけてきた。
「なーに、ブツブツ言ってんだよ!早く部活行こうぜ!」
「あ、すみません。先に行っててください」
「ん?どした、用事?俺もついて…」
「大丈夫ですよ。本を返しに行くだけなので。」
「げっまた図書室かよ良く飽きないのな」
図書室の嫌いな怜はこれでもかと顔をしかめてみせた。
「まあ、そのために入ったようなものですから」
僕は怜に微笑みいってきますと言う。すると怜がまた体育館でと返す。それが日常。そんな日常。
怜とは、物心つく前から一緒にいた。親同士が学生時代のからの仲で家も近い。
だから、幼稚園・小学校・中学校それに高校まで同じだ。僕は、親よりも怜といた時間の方が長いかもしれない。
しかし、兄弟のように育てられた僕たちはほぼ正反対だ。
黒髪で日に焼けた肌を持ち、女の子からはかっこいいと言われ続けている怜。
色素が薄いことから茶髪で色白、女の子からは可愛いとしかいわれない僕。
悔しいけどバスケも…平均身長の僕より背が高い怜の方が昔からよく活躍する…
羨ましくないと言えばウソになるけれど、でも今まで僕は怜のことで悩んだことはないしこれからもそうだろう。
僕がやれることをバスケでも日常でもしていくだけ…
どんな僕でも僕だから…
ーーーーーーー3年前の春
僕、は今年「七丘学園」の1年生となった。
本とバスケが大好きな僕に巨大な図書室と強豪のバスケ部が設立するこの学園が魅力的に映らないはずがない。
しかし、中学のころ特に成績が良いわけでもなかった僕が超進学校のここに通っているということはほとんど奇跡といっても過言ではないだろう。両親でさえ驚いていたんだから。
そんな背景もあり、入学してから1ヶ月半僕は他の生徒よりも学園生活を満喫しているといえるだろう。
「やっぱり、この学園に入学して正解ですね」
そんな独り言をつぶやいていると、幼馴染の神田 怜が話しかけてきた。
「なーに、ブツブツ言ってんだよ!早く部活行こうぜ!」
「あ、すみません。先に行っててください」
「ん?どした、用事?俺もついて…」
「大丈夫ですよ。本を返しに行くだけなので。」
「げっまた図書室かよ良く飽きないのな」
図書室の嫌いな怜はこれでもかと顔をしかめてみせた。
「まあ、そのために入ったようなものですから」
僕は怜に微笑みいってきますと言う。すると怜がまた体育館でと返す。それが日常。そんな日常。
怜とは、物心つく前から一緒にいた。親同士が学生時代のからの仲で家も近い。
だから、幼稚園・小学校・中学校それに高校まで同じだ。僕は、親よりも怜といた時間の方が長いかもしれない。
しかし、兄弟のように育てられた僕たちはほぼ正反対だ。
黒髪で日に焼けた肌を持ち、女の子からはかっこいいと言われ続けている怜。
色素が薄いことから茶髪で色白、女の子からは可愛いとしかいわれない僕。
悔しいけどバスケも…平均身長の僕より背が高い怜の方が昔からよく活躍する…
羨ましくないと言えばウソになるけれど、でも今まで僕は怜のことで悩んだことはないしこれからもそうだろう。
僕がやれることをバスケでも日常でもしていくだけ…
どんな僕でも僕だから…
