「紗英、送るわ。」
「え、」
「俺たち、あいつらにはめられたんだ。はぁー。ごめんな?ちゃんと言っておくから。行こう」
「うん…」
そして紗英は少し離れて山下の後に付いていく
お祭りで上にぶら下がっている提灯を紗英は、ただ見上げて歩いていた
「あれ?やっぱ夏生だー!」
え、と前を向くと夏生の隣に浴衣姿の女の子が立っている
「え、茜?」
可愛い女の子……
「ひっさしぶりー!」
「おぉ、久しぶりだな!おっきくなって…」
「ちょっと、いつまで子供扱いするのよ~」
頬を膨らませたその女の子をあやすように、山下は頭に手を置いた

