その言葉と同時に、紗英はガーゼを持ったまま夏生の胸に引き寄せられた 「ちょっ、山下……?」 「好き」 「え……?」 「俺、紗英が好きなんだ」 「え、ちょっと…」 「ははっ、びっくりした?」 体を離して夏生はおどけたように笑ってみせる 今のは、冗談……? 「あ、言っとくけど冗談じゃないからね?本当だから。」 「…………あの、私」 「いーよ。振られるのはわかってたから。ごめんな?なんか変な事に巻き込んじゃって…。俺がどーにかしとくからさっ」 「違うっ」