Love begins!!!




「馬鹿。何であんな事したのよ」


紗英は放課後、部活を一週間停部にさせられた夏生といつかの丘に来ていた


学校では一気に注目の的になってしまい、話すことも出来なかったからだ


消毒液をガーゼに垂らし、目の前に座る夏生の頬に少し乱暴にあてる


「アイツ、紗英の事まで言ってたからつい…。て、いってー!!」


「我慢してよ。一発殴られてるんだから。」


「…じゃあせめて、もうちょっと優しく…。」


「ねぇ、山下?」


「ん?」


「…ありがと。」


「…………。」


「山下?」


視線を向けると、山下は一瞬驚いたような顔をして下を向いた


「はぁ……何で紗英はいつも俺を欠き乱すかなー。」