二人でって…… 「やっぱ変態」 「あのなー、さすがに冗談だっつの!じゃあ俺、一回家帰るからもう行くな?ちゃんとベッドで寝て月曜には治しとけよー?」 「うん。色々、ありがとう…。」 「…おう。紗英はもっと俺の事頼っていいからな。じゃ!」 頼っていい……? 夏生が出ていった玄関で紗英はその意味を考えた そういえば昨日見た夢……… 「何で…」 こんな私、誰にも知られたくないのに… その場にしゃがみこんで、紗英は胸の辺りを抑えると、記憶がフラッシュバックされて、段々と息が苦しくなってきた