紗英が呆然としていると、山下は紗英の鞄を持っていってしまった 「え、ちょっと…」 「ほら、置いてくぞー。」 もう、いつもこいつのペースになるんだから… ーーー 「げー。雨やみそうにねーなー。」 「うん…」 歩いていると、雨が急に降ってきて二人はとりあえずコンビニに入った 「1本傘買えばいっか!」 「え、2本買えば良いじゃん」 「いーのー。1本でー。」 恥ずかしそうに笑った山下に、紗英は首を傾げる 何で1本……?