再生ゲーム・山田鈴華のエンディング

「お招きありがとうございます。なんでも美味しいお酒が沢山あるとかで……楽しみです」


康夫の頬は薄っすらと赤くなっていた。そんな吐息に、あからさまにるいは嫌な顔をしている。


私はそんな二人に笑みを作り、玄関の鍵をしっかりと閉めた。


「ソファーにお掛けになって康夫さん。お酒の前に、私に提案があるの」


三人でリビングに入り込むと、血なまぐさい匂いが薄っすらと漂っていた。私には気付く匂いだが、康夫は酒の匂いで、すぐには嗅ぎつけられないと睨んだ。


問題はるいだ。子供は匂いに敏感でもある。なにも言うなと目で合図し威圧した。


康夫はドサリとソファーに深く腰を掛けた。それを見届けるとるいの腕掴み、私の横へ引っ張った。その動作が不自然と思ったのか、康夫は下から私の顔を見上げた。