――人の苦しんでいる顔は私の好きなモノでもあるの。
拓也さんを追い詰めてしまったあの頃。間違いだとは思いつつも止められなかった。
だって堪らないんですもの……私の顔を見て怯える表情も、狂おしいのに私の姿を脳裏から消せない葛藤した表情も――
そんな貴方と私が結婚生活を送り、幸せで一杯で溢れた笑顔。ああ、堪らないわ!
そのギャップにも、身悶えるほど陶酔した……この悦楽は絶対に手放せない――。
「あら、なにか違ったかしら? それとも生きている生ゴミ? 腐った耳毛を栽培する道具?」
拓也さんを追い詰めてしまったあの頃。間違いだとは思いつつも止められなかった。
だって堪らないんですもの……私の顔を見て怯える表情も、狂おしいのに私の姿を脳裏から消せない葛藤した表情も――
そんな貴方と私が結婚生活を送り、幸せで一杯で溢れた笑顔。ああ、堪らないわ!
そのギャップにも、身悶えるほど陶酔した……この悦楽は絶対に手放せない――。
「あら、なにか違ったかしら? それとも生きている生ゴミ? 腐った耳毛を栽培する道具?」


