あ、そうだそうだ、とりあえずお母さんに電話しなくちゃ。 「もしもし、奈々、どうだったの?」 「聞いて驚かないでよね!受かってたよー!」 「えーーー!」 「へっへっへ、お母さん、今日はお赤飯だね」 「まかしといてっ!じゃあまたあとでね」 これが、私に舞い降りた、 一つ目の奇跡。