ラヴァーズ



それは遡る事、3日前。



私が通っている高校の理事長である春川理事長こと、ハルちゃんは私のいとこ。


私はその日いつものようにそのハルちゃんの理事長室にお邪魔していたわけで…


「彩月さ…する事ねぇの?毎日毎日、理事長室のソファでゴロゴロと…」


「だって暇なんだもん!なんか楽しい事ないの!?私の胸がワッとなるような、ものすっごく楽しめるやつ!!」


これもいつものように無理難題を押し付けていた。