「はぁ…」

さっきよりも多くなったため息。

私…死んじゃうのかな…


知らない間にまた屋上に来ていた。

「なーに泣いてんの?」

「麗さん…」

泣いてるところを見られてしまった。

「う…うぅ…。麗さんっ。
えーん。もう私…私…」

「え⁉︎
ちょっとなにがあったの⁉︎」

私を抱きしめながら背中をさすってくれてる麗さん。

「落ち着いた?
ゆっくりでいいから話してみて?」

「う…ん。」

蓮さんに庇ってもらったこと。
危ない時助けてくれたこと。
心臓がおかしくなったこと。

全部全部話した。