「その人、どんな人なんだろぉね?」
凛が、うっとりした瞳で言うとー……。





「こんな人だけど?」





聞いた事の無い声。
後ろを振り向くと、名札が目の前にあった。
その名札には、確かに、”篠崎”と書かれている。