「ありがとう、蒼。」 「うんじゃあな。舞衣」 あたしの家の前で蒼はあたしにキスを落とした。 そして強く抱きしめたあとあたしに背を向けて帰って行った。 蒼の姿が見えなくなるまで見つめていた。 「ただいま。」 「おかえり、舞衣。ご飯で来てるから」 「うん!!」 あたしはお兄ちゃんと食卓を囲んだ。