絶対に居る。 あそこに絶対!! あたしが向かった先は…… 「やっぱり……ここだ……」 イチョウの木の下。 裏庭の方向にあるからなかなか気づかれない。 「また寝てる……蒼、みんな蒼の事探してるよ??」 あたしは蒼の隣に座り蒼の髪を撫でた。 「相変わらずサラサラ……」 起きない…… あたしは蒼の体を揺すった。 「蒼!!みんな探してるよー!!」 「……舞衣……??」