翌日の放課後。 まただ。 またイチョウの木の下(ここ)にいる。 「また寝てるし。」 あたしは彼の着ていた制服を見た。 「校章が青色ってことは同じ年だ……」 「俺の事知らないんだ。」 「え。起きてたの……?? あ、うん。ごめんね。知らなかった…」 「ふーん。俺は知ってる。」