しばらくしてから杏の泣きさけぶ声が聞こえてあたしは食べるのをやめ、杏を抱きかかえた。 「杏泣かないでっ!!ご飯食べよっか!」 あたしは杏を専用の椅子に座らせて お豆腐やうどんを細かく切って食べさせた。 杏は泣き止み、黙々と食べ進めた。 「やっぱ、杏ちゃん可愛いわ!!」 さっきから『杏ちゃん可愛い』しか言ってない新谷くん。 「新谷くんは結婚願望は無いの?」