お兄ちゃんのホントの気持ち聞けた。 だからかな、あたしの心が少しだけ軽くなったのは。 「お兄ちゃん…おやすみ!!」 「おやすみ。」 18歳のお兄ちゃんはほんとに大人だと思う。 あたしと2歳しか変わらないのに、 自分がしたかったことを諦めてまで1年間頑張ってくれた。 今度はあたしが…… 頑張らないと! ♪~♪~♪ そんなことを考えていると携帯の着信音が鳴った。 ディスプレイに表示されていたのは 【桜井蒼】 「蒼っ!?」