「ただいま~」 「おかえり。舞衣、何ニヤニヤしてんだ?」 そう言われて、とっさにいつもどおりを装った。 「ふっバレバレだぞ。舞衣?」 「笑わないでよー!!」 「なんかいい事あったか?」 「なんにもないよ~!!」 そんな他愛もない話をしながら食卓を囲んだ。 「ごちそうさまー!!あー美味しかった!」 「よかった!」 「さすがお兄ちゃんだね!」 そう言いながら部屋に戻ろうとした時だった。 「なぁ、舞衣。話がある。」