「アオ愛されたんだね…… 舞衣ちゃんに……」 そう言って壁に飾ってある家族写真を見つめながら言った茜さん。 「あたしなんてそんな…… むしろ……あたしの方が……」 愛されてた…… 「舞衣ちゃん、幸せになるんだよ?」 「はい」 あたしは蒼が最期まで望んだ笑顔で答えた。 蒼だって家族に愛されていましたよ。 茜さん……