「じゃあ、あたし帰るね?ごめん、話し込んじゃった。蒼のそばに居てやって!」 そう言って帰って行った。 あたしに背を向ける時茜さんは涙を流していたんじゃないかな…… 「蒼……」 あたしは蒼の方に体を向けて話しかけた。 「蒼……ごめんね~あたし途中で受験すっぽかしちゃった……」 あたしは眠ったままの蒼に謝った。 「あたし、大学は諦めるね?でもその代りずーっと蒼のそばに居るから!」 そう言って蒼の手を握った…… 蒼…… 目覚まして…… もう一度笑って……