「舞衣さん、蒼は今、眠ってます。」 少し落ち着いたあたしに蒼のお父さんが話し始めた。 「眠ってる?」 「大丈夫、蒼は死んでいないよ。」 「ホントですか……よかった……」 「でも、もう、 いつ亡くなるか分からない状態です。」 あたしは耳を疑った…… “いつ亡くなるか分からない状態”? 何それ…… 「蒼は、今死んじゃうかもしれないって事ですか??」 「……はい。」 何…… なんなの……