「あ、おい……?」 「舞衣さん……」 蒼のお母さんがあたしの名前を呼んでいるのも聞こえなかった…… 「蒼っ!!あおい!!!!!」 あたしは目を瞑っている蒼の手を握り泣き叫んだ。 生きてよ!! 目を覚まして…… 蒼…… 蒼…… 神様、蒼を連れて行かないで!!! 涙を流しながら祈った。 祈った。 祈った……