「何?舞衣、何かしたの?」 あたしは未唯のそんな言葉も頭に入らないくらい動揺していた。 さっきのモヤモヤってまさか…… あたしは近くに居た先生に会議室の場所を聞き、弁当を食べかけのまま走り出した。 「舞衣っ!!」 というコウくんの声を背中に受けながら…… 蒼…… 蒼…… 「蒼っ!!!」 ひたすら走った……