何とかみんなに追いついた。 追いついたころにはもう蒼の病室の前。 「桜井ー!!」 圭がそう呼ぶと蒼はこちらを向いて言った。 「あ、みんな。舞衣も。来てくれたのか。ありがとう。」 蒼は穏やかな笑顔であたしたちを迎えてくれた。 「あ、蒼っ!!」 あたしは思わず蒼の元へ走って行き抱き着いた。 「蒼……蒼っ……」 泣きそうっ!! でも…… 「久しぶりっ!!!」 笑顔で居ないと!!