「圭……」




ギュッ




「だから1人では絶対に背負うなよ。俺らに分ければいい。いや、分けろ。どんなに重くてもいい。」





あたしを抱きしめそう言った。





そしてあたしから離れて圭は続けた。





「つか、重いの平気だし俺。





男だしな!」





ニッと歯を見せて笑う圭。





「ありがと。」




「ったりめえだろ!」




と立ち上がろうとした圭にグーで軽く頭をたたかれた。