「頑張ってね!」 「舞衣こそ、おしゃれしてどこか行くのか?」 「蒼が今日から入院だから 未唯と行くんだ。」 「そっか!」 お兄ちゃんは笑顔でそう言ってあたしは朝食を食べ始めた。 ──ピーンポーン もうすぐ食べ終わるっていうところで玄関のチャイムが鳴った。 「誰だ?」 「あぁ、未唯だと思うよ!!」 あたしはカバンを持って玄関の扉を開けた。 「おはよ!!舞衣!」 やっぱり未唯だった。 「おはよ!」 あたしは 少しヒールのついたサンダルを履いて 未唯と蒼の入院する病院に向かった。