「蒼……大丈夫…?」 「うん、もう平気…」 「これはい。ミルクティでいい?」 「うん。ありがと。」 あたしが渡すと蒼は右手で受け取った。 反対側で取りにくいはずなのに… 「あ、悪い開けてくれる?」 蒼はそう言ってペットボトルのミルクティをもう一度あたしに渡した。 蒼……なんだかおかしいよね…… 「うん。分かった。」 あたしは疑問を抱えたままキャップを開けて蒼に渡した。 「ありがと。」 「蒼……どうかしたの……?」