「舞衣、大丈夫か……?」



コウくんがあたしの背中をさすって声をかけてくれている。



「うん、大丈夫…」



久しぶり過ぎてなんだか緊張してる……




「じゃあ、みんな揃ったし相川、
案内頼むぞ~!」



そう新谷くんが言うと未唯はみんなを連れて
歩き始めた。




……



今あたしの隣に居るのは蒼……



多分みんなそうなるように歩いてくれたんだ……




でも、蒼にとっては迷惑だったんじゃないのかな……





「……なぁ。」




そんなことを考えていると上から声が降ってきた。




「え?」




蒼が話しかけてくれていたのだ……