蒼と居られるなら、どこだっていいの…。 手から伝わってくる蒼の心臓の音。 ドキドキ言ってる……。 あたしのドキドキがどうか蒼に伝わりませんように…… 「なぁ、舞衣。そろそろ帰らねぇと、 ヤバいんじゃねえの?親とか心配するだろ?」 「え?」 「もう7時だけど……。」 自分のドキドキに気を取られてて、 全然蒼の都合考えてなかった。