首につけている蒼からもらったネックレスを両手で握った。 “おさまれ” “おさまれ” そう心で呟きながら。 見学中も昼食中も帰りの車の中でも。 ドキドキしたままだった。 このネックレス蒼の事忘れらない…… 呪われてるっ…… そんなことを考えると笑いが込み上げてきた。 嬉しくて、嬉しくて。 蒼大好きだよ…… 結局最終日、学校に戻ってくるまでドキドキがおさまることは無かった。