……え?



日誌を書くために、下を向いていたあたしは
ガラッという音に反応して顔をあげた。




「蒼……?」



「舞衣。日直?」


「うん。ちょっと待ってて。すぐ書き終わるから!!」



あたしは急いで書いた。



その間に蒼はあたしの前の席に座り、あたしの方を向いてる。




「舞衣……ゆっくりでいいよ。」




そう言いながら蒼の手があたしの頬に添えられる。




その手は凄く冷たくて。でも暖かくて心地いい……