「舞衣、私は大丈夫! 気長に圭がフラれるのを待つから!」 そう小声で言って圭の元へ走って行った。 意外と…… 「肉食だな……未唯は……。」 「コウくん……ふふ。ほんとだね……」 よかった。 なんにせよ、未唯が笑顔ならそれでいいやっ! 「コウくん!!教室行こう!!」 あたしはコウくんの手を引いて走り出した。 「あ……。」 「いって……っ」 「あ、ごめんコウくん。先教室行ってて!!」 「あぁ。」