【完】イチョウ~あたしは幸せでした~







「イブも会わないの??」


「それは会う約束はしてる。」


「プレゼントとかは?」


「買ってる」




なんか、さっきから冷たいんですけど!!!



「そっか。」



沈黙……



「俺さ、真理華を好きなのかどうか分かんなくなってきた。」




突然呟いた圭。



「え?」



あんなにべた惚れだったのに……



「他に好きな子でもできたとか?」


「うーん。気になるやつはいる。」



気になる子かぁ……



「そっか。」


「俺、そろそろ帰るわ」


「うん」



そう言って帰って行った圭。