「いいですか?」
「うん、俺は大歓迎……って、え?本気?」
あまりにも彼女が迷いなく答えたため、条件反射的に俺も答えてしまった。けれど、後から彼女の予想外な答えに気がついた。さっきから驚かされてばかり。
急に焦りだした俺を見て、彼女は悲しそうな顔をした。
「ダメですか?」
「ダメじゃないし、俺は嬉しいよ。けど、本当にいいの?」
こんな風に聞かれたら、ダメなんて言えるはずがない。それどころか嬉しさの方が勝っている位だ。
だって、美沙はこの後も俺といてくれようとしている。
「だって、まだ帰りたくないです。もっと礼央さんといたいんです」
この子はわざとなんだろうか。こんな事言われたら、男が引けないこと、喜ぶだけな事を分かっていっているのか。
そうだよな。彼女ならきっと分かっていて、その覚悟があって言ってるんだろう。
それならば、男の俺が曖昧な態度を取っていいわけがない。ここまで彼女がきっかけをくれて、こうしたいっていうのを伝えてくれているのに。
俺は腕を伸ばし、彼女を腕の中に捕まえた。
「帰らないで」
俺を見上げる顔を見つめながら伝えると、彼女は嬉しそうに笑って、そして頷いてくれた。
「うん、俺は大歓迎……って、え?本気?」
あまりにも彼女が迷いなく答えたため、条件反射的に俺も答えてしまった。けれど、後から彼女の予想外な答えに気がついた。さっきから驚かされてばかり。
急に焦りだした俺を見て、彼女は悲しそうな顔をした。
「ダメですか?」
「ダメじゃないし、俺は嬉しいよ。けど、本当にいいの?」
こんな風に聞かれたら、ダメなんて言えるはずがない。それどころか嬉しさの方が勝っている位だ。
だって、美沙はこの後も俺といてくれようとしている。
「だって、まだ帰りたくないです。もっと礼央さんといたいんです」
この子はわざとなんだろうか。こんな事言われたら、男が引けないこと、喜ぶだけな事を分かっていっているのか。
そうだよな。彼女ならきっと分かっていて、その覚悟があって言ってるんだろう。
それならば、男の俺が曖昧な態度を取っていいわけがない。ここまで彼女がきっかけをくれて、こうしたいっていうのを伝えてくれているのに。
俺は腕を伸ばし、彼女を腕の中に捕まえた。
「帰らないで」
俺を見上げる顔を見つめながら伝えると、彼女は嬉しそうに笑って、そして頷いてくれた。



